長野県の南部(南信州エリア)には、飯田市や下伊那郡、諏訪市・茅野市、下諏訪町などが含まれ、豊かな自然と歴史、美食を楽しめる観光地が点在しています。初めて訪れる人でも安心して観光できるよう、定番スポットから隠れた魅力まで幅広くご紹介します。
自然の絶景、温泉、地元グルメ、文化体験などテーマ別に見どころをまとめて案内しますので、南部旅行の計画にお役立てください。
目次
長野県南部はどこで観光できる?おすすめスポット
長野県南部(南信州エリア)は、南アルプスと中央アルプスに挟まれた自然豊かな地域です。飯田市や下伊那郡、諏訪市・茅野市などを中心に、渓谷美や星空、美肌の湯などユニークな観光地がそろっています。信州最南端のこのエリアは、山岳リゾートや高原風景とともに、伝統行事や郷土グルメも堪能できます。
南信州エリア(飯田市・下伊那郡)の観光名所
南信州地方には、日本一の星空で有名な阿智村をはじめ、魅力的なスポットが点在します。中央を天竜川が流れ、その渓谷美を楽しめる天龍峡は飯田市の代表名勝。急峻な山あいに広がる下栗(しもぐり)の里は「日本のチロル」と呼ばれ、原風景を思わせる絶景が広がります。
南信州のグルメも忘れずに味わいましょう。飯田地方は五平餅や馬刺し、香ばしい味わいの栗おこわ、豊かな果樹園で知られます。冷涼な気候を生かしたリンゴや信州ワインも名物です。歴史的には飯田城下の文化が色濃く残り、温かみのある町並みと祭りが観光客を迎えます。
諏訪・茅野エリアの観光スポット
諏訪市・茅野市を含む諏訪エリアは、諏訪湖を中心に広がる観光地です。湖畔では季節ごとに花火大会などのイベントが開かれ、特に夏の「諏訪湖祭湖上花火大会」は多くの観光客で賑わいます。諏訪湖を望む上下諏訪温泉は古くからの湯どころで、旅館街で美肌の湯として知られる温泉に浸かれます。
古式豊かな諏訪大社は地域の守り神で、6年に一度行われる御柱祭(おんばしらさい)で有名です。秋宮・春宮など歴史ある社殿を巡り、日本の歴史と信仰に触れてみてください。茅野市北部の蓼科高原には御射鹿池や白樺湖などの高原池沼が点在し、四季折々の風景を楽しめます。
自然景観を満喫できる長野県南部の観光地

長野県南部には雄大な自然景観スポットが豊富です。標高の高い山々や渓谷、静かな湖沼など、自然と直接ふれあえる観光地をご紹介します。
スタービレッジ阿智(阿智村)の星空観賞
長野県最南端の阿智村には、環境省によって日本で最も星が輝いて見える場所と認定された星空観賞スポットがあります。ロープウェイ(天望公園線)やゴンドラで標高約1,400mの山頂まで上がり、街明かりの届かない絶好の暗闇で満点の星空を体験できます。天の川や流れ星も肉眼でくっきり見えるほどで、星空観察ツアーは人気です。
晴れた夜には星空観賞用の貸切ツアーもありますが、予約がなくても温泉街から簡単に星景を楽しめます。昼神温泉郷まで足を伸ばせば、露天風呂から星空を眺めることもできるため、自然の絶景と癒しを同時に味わえます。
天龍峡と下栗の里で大自然体験
飯田市の天龍峡は、天竜川が山肌を削ってできた雄大な峡谷です。遊歩道と吊り橋が整備され、崖の上から深い谷や川面を一望できる絶景が広がります。川下りの遊覧船で迫力ある渓谷美を体感するのもおすすめ。春は川沿いの桜並木、秋は紅葉が美しく、四季折々の風景が楽しめる観光名所です。
飯田市遠山郷にある下栗の里は、急傾斜地に広がる伝統的な棚田の集落で、「日本のチロル」とも称される絶景ポイントです。標高800~1,100mの山斜面に民家と畑が点在し、展望台からは山あいの美しい風景が一望できます。晴天時には早朝に雲海が発生し、幻想的な景観を見ることも。原風景を訪ねるトレッキングやドライブで訪れる価値があります。
御射鹿池など諏訪周辺の絶景スポット
諏訪エリアには湖や池の景色も魅力です。茅野市の蓼科高原にある御射鹿池(みしゃかいけ)は、樹木が映り込む鏡のような湖面で知られ、東山魁夷の名画にも描かれました。静寂の中に映る新緑や紅葉が美しく、一年を通してフォトスポットとなっています。他にも蓼科高原には白樺湖、車山高原など、標高1,000m以上の高原リゾート地が点在し、八ヶ岳や中央アルプスの山々の景色を堪能できます。
温泉で癒される長野県南部
南部エリアは温泉地としても有名で、渓谷や湖畔の絶景を眺めながら湯に浸れます。日帰り入浴施設から旅館宿泊まで、多彩な楽しみ方があります。
昼神温泉郷(阿智村)の美肌の湯
阿智村の昼神温泉郷は、1973年に発見された比較的新しい温泉地ですが、その泉質の高さから「美人の湯」として評判です。強アルカリ性の温泉はPH9.7と非常に高く、入浴後は肌がつるつるになり長湯しても疲れにくいのが特長。渓谷から湧き出る湯量豊富な温泉街には、広い露天風呂や足湯が備わった浴場が点在し、星空の下でゆったり湯治気分を味わえます。
諏訪エリアの温泉街を巡る
諏訪湖畔の上下諏訪地区には、上諏訪温泉と下諏訪温泉の温泉街が広がっています。地域には源泉かけ流しの共同浴場やホテル内湯が多く、諏訪湖や山々の景色を楽しみつつ湯巡りできます。足湯スポットや日帰り入浴施設も充実しており、気軽に温泉体験が可能です。
また茅野市や岡谷市方面にも蓼科や八ヶ岳近くの温泉があり、湖畔観光の後に立ち寄りやすい温泉地が点在しています。
歴史・文化を感じる観光地
南部エリアは古くから信仰と交流の要所でした。歴史的な神社仏閣や伝統行事に触れることで、地域の文化を深く理解できます。
諏訪大社と御柱祭で歴史を感じる
諏訪湖周辺には、信州最古級の神社である諏訪大社の上社本宮・前宮、下社春宮・秋宮があります。諏訪大社は古くから信仰を集める霊場で、6年に一度行われる御柱祭(おんばしらさい)は最大の見どころです。巨木の柱を山から引き出し社殿に建て込む勇壮な儀式は、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。社殿の建築美や祭具を見ながら信仰迫る雰囲気に浸り、長野県南部の歴史を肌で感じましょう。
南信州の伝統行事と祭り
地域には諏訪大社以外にも、各地で受け継がれる祭りや催しがあります。伊那谷では秋祭りや春祭りに和太鼓や獅子舞が登場し、松川町の花火大会や下條村の神事など個性的な行事も開催されます。また飯田市周辺では秋の収穫祭や七夕まつりが行われ、地元の人々が守る郷土芸能が光ります。祭りの時期には浴衣を着て屋台グルメを楽しんだり、かがり火や万灯が夜空を彩る幻想的な風景を楽しめます。
郷土料理・特産品
信州南部には訪れる価値のある味覚も多数あります。有名なのは焼き団子のような「五平餅」です。飯田・阿智エリアでは山里の行楽料理として、串に刺した餅を甘辛い味噌ダレで香ばしく焼き上げる五平餅が味わえます。また、下伊那名産の市田柿(干し柿)は冬季のお土産として人気です。信州牛や鹿肉料理、南信州産のリンゴ・ワインなども地元ならではの味覚。
- 五平餅:里山で育まれた郷土料理。炭火で焼いた餅に信州味噌だれを絡めた甘辛く素朴な味わいです。
- 市田柿:長野県南部名産の甘い干し柿。栄養豊富で、冬のお茶請けやお土産に最適です。
- 鹿肉料理:南信州の山間部では自生する鹿を使ったジビエが伝統的。低脂肪で旨味が強い料理に仕上がります。
日帰り市場や道の駅、高速道路のサービスエリアにも地域特産コーナーが充実し、これらの味覚を手軽に楽しめます。家族や友人へのお土産にもおすすめです。
まとめ
長野県南部は、雄大な自然と豊かな伝統文化が魅力のエリアです。初心者はまず星空観賞や渓谷散策、温泉浴という王道の楽しみをおさえつつ、地元グルメや祭りで地域らしさに触れるのがおすすめです。紹介したスポットはすべて最新情報を参考にしたおすすめですので、旅の計画に役立ててください。盛りだくさんの南部旅行を満喫し、信州南端の魅力を存分に味わいましょう。
コメント